■クライアント:株式会社田村精肉店
■業種:焼肉店
■計画地:北海道札幌市
■基本実施設計・造形・ディスプレイ計画:
シュタクデザインラブ
■施工:株式会社丹青社
■Special Thanks:有限会社chop dessign
菱木圭一(造形トータルディレクション)
五十嵐延宜(造形テクニカルディレクション)
久米岳(イラストレーション)
■ファクター タケウチフトシ(3D)
■大光電機株式会社(照明計画・特注照明)
■株式会社札幌ファニチャー(家具)
■株式会社ダイナワン(タイル)
■撮影:studio K2(現スタジオfoto-f8代表)大滝恭昌
株式会社田村精肉店札幌駅前商業ビル出店の店舗。
これまで北海道で展開してきた肉の割烹とは異なる『焼肉BAR業態』をロゴも新調し、空間デザインもより洋に寄ったお店づくりとなった。
ファサードはエントランスをイメージするアーチ形状を連続し、黒皮鉄板で仕上げることで、重厚感ある設えとした。
客席は全体を4ゾーンに分け、入口からビアホールをイメージした『賑わいゾーン』、古材とガラスパーティションで仕切られた『パーティーゾーン』、窓側で景色を楽しむ『ビューゾーン』、旧北海道庁舎が見える景色を独り占め出来る『VIP個室』とし、お客様が様々なシチュエーションでお使い頂ける席構成とした。
全体として、北海道を感じられる素材を使用した空間としたが、シンプルなだけに入口から見えるレンガの壁は、間接照明で照らされた時の陰影が際立つ様に、造形ディレクターの五十嵐さんと相談し、一度職人さんが綺麗に張ったタイルを外し、もう一度戻すことで微妙な不均一を生み出し、目地を作ることにより、経年で生まれた風合いを表現した。
そして、入口アプローチ横、ガラスパーティションにイラストレーターの久米さんが描いたイラストも、素材感あるシンプルな空間に良いアクセントを与えてくれている。
今回、新業態店のお店づくりとなり、クライアントとデザインについてご提案を繰り返しながらイメージを共有していった。
毎回空間デザインや造形ワークにも全幅の信頼を寄せて任せて下さるクライアントに心より感謝を申し上げたい。
Web掲載
https://www.dinaone.co.jp/cases/4679/